Vol.06 特別警報とは?
Q.先日、山形で「大雨特別警報」が出たというニュースがありました。
「特別警報」は「警報」とどう違うのでしょう?
A.令和6年7月25日、山形県内で2度の「大雨特別警報」が発表され、大きな話題となりました。
「特別警報」とは、警報の発表基準をはるかに超える大雨や、大津波等が予想され、重大な災害の起こるおそれが著しく高まっている場合に発表し、最大級の警戒を呼びかけるものです。
平成25年8月30日から気象庁で運用されています。
キーワードは「数十年に一度の、これまでに経験したことのないような、重大な危険」です。
土砂災害も、浸水被害も、今まで無かった場所でも起きるかもしれない、それも待った無しで!
という意味が込められているのだそうです。
特別警報には、大雨、大雪、防風、防風雪、波浪、高潮の6種類があります。
特別警報が発表されたら、直ちにとるべき行動が決まっています。
それは「緊急安全確保」です。「先ず命を守れ!」という意味です。
具体的には、災害の種類によって違うので、事前に知っておく必要があります。
また、特別警報発令前の警報等で、具体的な避難行動が呼び掛けられているので、それを注意深く聞いておくのもいいでしょう。
最後に、もう一つ注意点を。
今回、山形で特別警報が2度出たのは、予報を超えて突然雨量が増えたからです。
近海の海水面温度が高いので、突然の大雨が発生しやすくなっていたのだそうです。
これは温暖化の影響で、日本各地で共通の状況だといえるでしょう。
いずれにせよ、過去の経験を超えた危険を知らせるのが「特別警報」です。
謙虚な気持ちで迅速に対応したいものです。
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